ドゥカティの魅力を徹底解説します
モンスター1200S
2014年発売の1200上位モデル
発売自体は2014年であるものの2013年11月にミラノショーで発表されたモンスター1200Sは、水冷エンジン搭載を復活させ、世界で最も美しいバイクの称号を獲得しました。
空冷エンジンであったモンスター1100EVOに次いで象徴的な存在となり、一時期は姿を消してしまった冷水エンジンがまた復活したのです。
燃料タンクも大容量になり、軽量なスチールを使用、従来のモンスター1000EVOより4リットルも増量しています。
そしてモンスター1200Sは標準モデルと比較してサスペンションとブレーキがグレードアップしているのが特徴です。
モンスター1200Sの基本スペック
続いてはモンスター1200Sの基本スペックについてご紹介します。
まずサイズ感については全長2114mm、全幅850mm、全高1125mm最低地上高145mmとなっています。
つづいてホイールベースは1485mm、シート高は795mm、車両重量は211㎏排気量は1198.4㏄です。
最高出力110.3kW、最高出力150HP、最高出力回転数9250rpmです。
最大トルクは最大トルク126.2N・m、最大トルク12.9kgf・m、最大トルク回転数7750rpmとなります。
少しずつマイナーチェンジもされますが、常に走りに集中できる操作性は、どんな天候、道でも走りを楽しむことに特化していて、ドゥカティらしさのあるバイクと言えるでしょう。
イタリア本国では最高出力部分でSTD:135hp/S:145hpと差がありますが、日本仕様の場合標準と同じになっています。
モンスター1200との違い
モンスター1200の標準モデルととの違いがあるのはサスペンション部分とブレーキシステムです。
1200のサスペンションについてはスプリングプリロードと伸びの調整が可能になっているザックス製を使用しているのに対し、1200Sではオーリンズ製で、ピギー・バック・リザーバー付き、ダンパーを一体化したフルアジャスタブルです。
ブレーキシステムはモンスター1200はカバヤ製であるのに対し、モンスター1200はSはオーリンズ製という違いがあります。
モンスター1200がより軽快に、力強く走れるよう、走りに集中しやすくなっているのがこのモンスター1200Sといえるでしょう。
また、走りの性能に影響がでない部分でもデザインに違いも見られます。
より走りを楽しむためのモンスター1200S
ドゥカティのバイクの共通点として、走りが楽しいというものがあります。
もちろんその楽しく走れるというポイントはモンスター1200も同様に持っており、従来のモンスターらしさを維持しつつも、より走りに集中しやすい構造に進化しているのです。
最も美しいバイクの称号も納得できる美し造形も、また走行を楽しませてくれます。
モンスター1200Sの魅力を少しでも感じたら、ぜひその走り心地を自身で体感してみてください。