ドゥカティ乗りに合うファッションの選び方

ライダーファッション

走る姿がそのままスタイルになる

ドゥカティというバイクは、それに乗っているだけで、すでにひとつのスタイルが完成しているように見えます。
けれど、ウェアやジャケット、ベストにまで気を配ると、そのスタイルはさらに自分のものになっていく感覚があります。
服装が変わるだけでバイクとの一体感も変わってくる。そんな感覚を覚えたことがある人も多いのではないでしょうか。

たとえばレッドのドゥカティに乗っているなら、黒のレザージャケットで締めてもいいし、あえて明るめのベージュで抜け感を出すのもおもしろい。
クラシックな空冷モデルには、無骨なワーク系ベストや、少し色落ちしたデニムもよく似合います。
大切なのは「何を着るか」より、「どう見えるか」「どう感じたいか」。
ファッションもまた、バイクと過ごす時間の一部なのかもしれません。

気取らないけど絵になる。そんな自然体なスタイルを目指すなら、スクランブラーやモンスターと合わせて選ぶアパレルも、ぐっと楽しくなってきます。
季節に応じて組み合わせを変えるのも、ライダーならではの“装いの楽しみ”です。

見た目だけじゃない、走るための装い

見た目の印象も大事ですが、実際に走るときに役立つ機能も欠かせない要素です。
とくにプロテクター入りのジャケットや、天候の変化に強い素材など、ライダー向けウェアならではの配慮がされていると、長く付き合いたくなります。

ドゥカティの純正アパレルはその点でも安心感があります。
CE規格に準拠したプロテクターが仕込まれたジャケット、防風性と通気性のバランスが取れた素材、着脱可能なインナーなど、どれも“バイクに乗る前提”で作られているのが伝わってきます。
長距離を走るとき、峠を楽しむとき、ふと立ち寄る街角でも、そのまま違和感なく過ごせる。
そんな使い勝手の良さが、着たくなる理由になっていきます。

スマートジャケットのようにエアバッグ機能を内蔵した最新の装備も登場していて、安全性を重視したい人にも選択肢が増えてきています。

惹かれたものを選ぶのがいちばん

ジャケット、ベスト、パーカー、グローブ、ブーツ。
どれを選ぶか迷ってしまうときもありますが、「これを着てこのバイクに乗りたい」と思えたかどうかがいちばんの決め手になる気がします。

コルセのロゴが入ったスポーティなラインは、見ただけで気持ちが引き締まるような感覚があるし、
ライフスタイル寄りのラインは、走らない日にも袖を通したくなるようなラフさがあります。
Tシャツに一枚ベストを重ねるだけで、鏡の中の自分がバイクと馴染んで見える瞬間がある。
そういう発見があるから、ファッションは楽しいのかもしれません。

「似合うかどうか」より、「気分が上がるかどうか」。
そんな気持ちで選んだウェアは、ドゥカティとの時間をもっと自由で、もっと自分らしいものにしてくれるはずです。
どこかへ出かける前に鏡をのぞいて「今日はこれだな」と思える瞬間、その感覚こそが最高の相棒を選びとった証なのかもしれません。