スクランブラーシリーズ

スクランブラーシリーズを紹介

スクランブラーに広がる多彩な世界

ドゥカティのバイクの中でも、スクランブラーシリーズは少し異なる空気をまとっています。
クラシックな見た目に惹かれる人もいれば、自由なカスタム性に魅力を感じる人もいる。
ただ共通して言えるのは、「乗ってみたい」と思わせてくれる、不思議な力があるということ。

街でも郊外でも、流れる景色の中で自然に溶け込むような佇まい。
それでいてドゥカティらしい芯のある走りもしっかりと備わっている。
スクランブラーには、ただ移動するだけではない“バイクに乗る楽しさ”が詰まっているのです。

それぞれに個性があるモデルたち

シリーズの中心ともいえるのが「スクランブラー アイコン」。
空冷803ccのL型2気筒エンジンを搭載し、軽快なフィーリングが特徴です。
ライドバイワイヤやトラクションコントロールも搭載され、日常で扱いやすく、バイクとの距離をぐっと縮めてくれるモデルといえます。

そこから派生する「フルスロットル」は、名前のとおり攻めた仕様。
フラットトラックスタイルを取り入れた外観と、専用グラフィックが目を引きます。
スリムで軽く、スポーティに走りたい気分の日にはぴったりの存在です。

一方、「ナイトシフト」は、カフェレーサーの雰囲気が漂う一台。
フラットシートやバーエンドミラー、スポークホイールなど、静かに主張するデザインが印象的です。
夜の街をゆったりと走るとき、このバイクが似合う場面がきっとあるはず。

そして荒れた道にも対応する「デザートスレッド」は、オフロードの要素を取り入れたモデル。
ストロークの長いサスペンションやハイフェンダー、スキッドプレートが装備されており、未舗装の道にも思わず踏み出したくなります。

よりパワーを求めるなら「1100シリーズ」。
1079ccのエンジンがもたらす余裕のある加速感は、ゆったりとしたツーリングや高速道路での走行にもしっかり応えてくれます。

何を求めるかで見えてくる

「街乗りメインで気軽に楽しみたい」なら、アイコンやナイトシフト。
「軽快に攻めたい」なら、フルスロットル。
「ダートも走ってみたい」なら、迷わずデザートスレッド。
「力強さも欲しい」と思ったなら、1100シリーズが心に刺さるかもしれません。

どのモデルにも共通しているのは、“気取らず乗れる気楽さ”と“ドゥカティらしい芯の強さ”が共存しているところ。
乗っていて自然体になれる感覚と、ちょっと背筋が伸びるような高揚感が、うまくバランスを取っているのです。

スクランブラーシリーズは、スペックだけでは語りきれない奥行きを持っています。
だからこそ、まずは「気になる」と思ったモデルを見つけることが、いちばん自然な選び方かもしれません。