ドゥカティの魅力を徹底解説します
ドゥカティの歴史
力強いフォルムが印象的なイタリア発のバイク!それがドゥカティ
ドゥカティの魅力はさまざまですが、バイクに知識が乏しい人でもそのフォルムを見れば「格好いい」という言葉が出て来るのがドゥカティです。
実際に乗ってみるとまさに地面を蹴り上げるという表現が相応しいトラクション感に、一度またがったら魅了されるライダーは多いのではないでしょうか。
しかし、魅力的なドゥカティですが、実は戦前は電機メーカーだったのが驚きです。
今回は魅力的なフォルムと走りを実現させているドゥカティの歴史についてご紹介していきます。
ドゥカティの魅力をもっと知りたいという方はぜひチェックしてみてください。
ドゥカティは元は電機メーカーだった
ドゥカティの歴史は古く、その始まりは1925年、ボローニャという工業都市で社名にもなっているドゥカティ兄弟により創業されています。
そしてそこで作られていたものは無線機に使われるような電機部品、自社で開発したラジオなどを取り扱っている電気メーカーとしてスタートしました。
物理学者でもあるドゥカティ兄弟の一人は、短波装置を使用したアメリカとイタリアの間で無線の受信を成功させ、僅か5年という時間で直ぐにその名を世界に轟かせたのです。
無線機やラジオの他、カメラ製品も取り扱っていましや。
第二次世界大戦以降、バイクメーカーとして返り咲く
電機メーカーとして有名になるも、第二次世界大戦中の1944年、大事な工場は空襲の攻撃を受けてしまいます。
翌年1944年に終戦を迎えたからといっても、再び電機メーカーとして立ちなおる力は残っていない状態だったのです。
そこでドゥカティ兄弟は、イタリア政府の産業復興公社の資金援助を受け、社用車エンジンの生産をはじめることとなります。
無線機の実績など、国内から高い評価があったからこそ、実現したのです。
そして1946年、ドゥカティの1号機であるクロッチョが発表されました。
ここからさらにクルーザーを完成させ、1953年にはバイクメーカーに成長したのです。
motoGPでの優勝実績も持ち、今後も期待が高まる
グランプリのためにバイクを生み出し、そして多くの勝利を納めた125グランプリや、見た目の美しさにもこだわって生産されたNCR900TT-1 など、クロッチョ以降も多くの注目を集めるバイクを生産しています。
一度は労働力しか残らないほど何もなくなってしまったドゥカティですが、その高い技術力で多くの販売メーカーやライダーを魅了し、今ではバイクメーカー大手としてその名が知られています。
見た目、そして乗ったときとドゥカティがだす独特の力強さの背景には、こうした深い歴史があるのです。