パニガーレV4

オートバイのクローズアップ

1299パニガーレの後継モデル、それがパニガーレV4

V型4気筒エンジンが搭載された1229パニガーレの後継モデルであるパニガーレV4は、2011年11月、ドゥカティ・ワールド・プレミアでその姿を表しました。
V4と名前に入っているようにV型エンジンに強いこだわりを持ち、動力性を高めています。
発売から数年経過しつつも今なお進化を遂げているパニガーレV4は、よりレース向けのバイクになっているのです。

ニューバージョンでは電子制御も進化しており、より操作性も快適になっているのが特徴です。

パニガーレV4の基本スペック

パニガーレV4のスペックは、全長2100mm、全幅805mm、全高1132mm最低地上高125mmのサイズ感です。
ホイールベースは1469mm、シート高は830mm、車両重量は198㎏排気量は1103㏄となります。
続いて最高出力についてですが、最高出力157.5kW、最高出力214HP、最高出力回転数13000rpmです。
最大トルクは最大トルク124N・m、最大トルク12.6kgf・m、最大トルク回転数10000rpmとなります。

これがパニガーレV4の基本的なスペックです。

電子制御でよりしなやかなバージョンアップ

比較的車両重量も軽く、エンジンペダルやクラッチ操作も軽快でしたが、さらに電子制御が進化したパニガーレV4ではクラッチ操作なしでハーフスロットルの状態のままでも衝撃などがなくギアがちゃんと切り替わります。
シフトダウン時も、最高速状態のハードブレーキングの際にチェンジペダルの踏み込みのみでギアが切り替わり、クラッチ操作はほとんど必要としません。

力強い動力性能を維持しつつも、軽快に操作ができるよう電子制御はより精密なものになりました。
信頼度の高い電子制御が生み出すしなやかなハンドリングは、よりサーキットでの性能を向上させ、モトGPで注目される1台となっています。

さらなる進化を遂げるパニガーレV4

ちから強さを感じつつも、よりスタイリッシュな見た目を持ち、かつ精密な電子制御により繊細な走りを実現しているパニガーレV4は、サーキットで見れば一目でその魅力を感じられます。
操作感も動力性を維持しながらもしなやかなハンドリングでよりなめらかな走りを実現し、現在のモデルは従来モデルにない感覚をもっています。
この精密かつ繊細な操作感に加えて、地面をしっかり捉える体感により、コーナーの侵入速度を上げることを可能にしているのです。

従来の魅力的な動力性能に加え、精密な電子制御がくわわることでこの理想的な走りを実現しています。
今後のパニガーレの進化も、ますます目が離せないものとなるでしょう。